家庭教師を選ぶ際に、暗記系の科目の授業を行ってもらう必要があるのか、という問題に対し、志望校による、と答えることができます。その理由としては、単純に知識だけを必要としているのか、それともその知識に対しての前後の流れの把握が必要になるのか、という違いが生まれるからです。単純に知識だけを必要としている場合には、家庭教師を利用する必要はあまりありません。知識を身につけるためには、何よりも復習が大切であり、復習をする場合には、個人でしか行うことができないために、教師は必要ないのです。
学習計画を立ててもらえるというメリットはありますが、結局は本人がどれだけ復習を行うことができるか、ということにかかっていますこのように基本的に暗記が中心となる科目は家庭教師は必要としません。しかし暗記系であっても、出題形式によっては、必要とする場合があります。その出題形式が論述です。論述は単純な知識だけでは解くことが出来ません。
問題に対し、何が原因で何が起こり、そしてどうなったのか、という流れを把握していなければならないのです。この一連の流れに対しては、独学で身につけることはできますが、論述の解答の仕方を身につけることは、独学で行うことが難しいのです。論述の対策を行うためには、添削をしてもらう必要があります。そのためには家庭教師を利用する必要があるため、暗記系であったとしても、家庭教師が必要な場合があるのです。